Why Dorcus ?

 

近年、ニートと呼ばれる若者の増加、大学を中退する者や引きこもり、不登校児の増加など、歴史上かつて無いほどに恵まれた環境、時代に生まれた多くの若者が、自分の将来が描けず、悩み苦しんでいるのはなぜでしょうか?

 

一方で、将来に夢を描き、自分の可能性に挑戦する者、様々な国々に留学したり、起業家としてチャレンジしたりする者など、まさに時代を謳歌し生き生きと活動している若者がいることも事実です。

 

同じ国、同じ時代に生まれた若者にもかかわらず、これ程の違いが生まれるのはなぜでしょうか?一体なにが原因なのでしょう?

 

はたして、遺伝なのでしょうか? それとも才能? あるいは家庭環境?

 

そこで、前者と後者の違いを具体的に見てみると

前者に多く共通する点は

受動的、失敗を怖れる、自分が分からない、自分に自信が持てない、自分で考えようとしない。

後者は

能動的、積極的、社交的、自己判断と自己責任、チャレンジ精神、自分を知っている

つまり、自分を知り(長所、興味・関心のある分野、自分に合ったやり方など)、自分で考え判断し、失敗を怖れずにチャレンジする事ができる。さらに、結果に対する責任を持ち、失敗から学ぶ知恵や困難に負けない忍耐力を備えている。

 

子供時代を通して、こうした自立するために大切な要素を、バランスのとれた(快~不快、困難~容易、失敗~成功)体験から様々な事を学んできたのではないでしょうか。少なくとも、読書や机上の勉強だけで得られるものではありません。

 

その意味でも、何か特別なことを行ってきたというよりも、むしろ自然の中で五感をフル稼働しながら自由度の高い体験をしたり、異年齢集団で遊んだり、そうしたちょっとした経験の蓄積がやがて大きな差異となって現れているのではないでしょうか。

 

つまり、直線が、ほんの1度ずれただけでも、長く伸ばせば伸ばすほど、その差はやがて大きな『開き』となって現れる事と同じです。

 

こうした子ども達の直線に、ほんの1度の変化をもたらし、進むべき方向も発見できる。そんなきっかけとなる体験の機会を提供し、また、その直線を自信を持って進み続けることができるよう、励まし、応援する。

それがドルカスです。