新幹線でやって来た!

伊豆から三島に出て、浜松まで新幹線に乗ってやって来た!

小学3年生の2名だけで。

ドルカスの講座『オパールの採集&川遊び』に参加するためだ。

朝、8時51分、連絡の通り、6両目の前方から2人そろって元気よく下りてきた。

K君はドルカス歴3年目、もう1人のY君は初めての参加である。

いつもは母親が運転する車でやってくるK君だが、今日は、一段とたくましくなったように感じられた。

『やったらできた!』がまた1つ増えたからなのかもしれない。これは自信の材料だから。

彼らにとって今回の挑戦は、新たな展開をもたらすに違いない。

毎日、決められた内容をこなしたり、守られた環境での生活ばかりでは、当然“事件”が起きることはない。つまり、子ども達にとって負荷のかからない環境は、決して彼らをたくましく育てることにはならないのだ。

しかし、何か新たな事に挑戦すれば、よいことも、悪いことも含め、色々なことが起こる。それが自分を知るきっかけになったり、自信をつける機会になったりもするのだ。

今日彼らは、新たな事に挑戦し、そしてそれを見事にやり遂げることができた。

やらない理由や、できない理由はいくらでも考えられるだろう。しかし彼らは、そうではなくできる理由を考えて実行した。

その差は、やがて大きな違いとなって現れる。これまで29年間、その現実を見てきたからこそ言えるのだ。