写真は思考の現れ?

ドルカスの1日の講座で、一体どの位写真を撮るだろうか?

参加人数にもよるが、平均40~50枚。

もちろん私は写真家ではないので、シャッターを押す目的がきっと異なるにちがいない。

全体の状況が分かるような光景、個人の個性や生き生きとした表情がよく出た瞬間、普段見られないような状況など、おそらく無意識にそうした思考・判断をしてシャッターを押しているような気がする。

先日の講座で、友人と伊豆から初参加したY君は、どちらかと言えば無口で、穏やかな性格だ。

だから、参加メンバー10名中、8名は初対面であり、その多くは上級生であったから、すぐにはうち解けないのも無理はない。

水遊びでからだが冷えた頃、焚き火で焼いたトウモロコシをおやつに食べたのだが、Y君と友人のK君は、みんなから少し離れた大きな岩の上でトウモロコシをほおばっていた。その時、6年生のKO君が「ねえねえ、Y君とK君は同じクラスなの?」と話しかけながら、少し距離をとって同じ岩に座った。私はすかさずシャッターを切る。(写真はその時のもの)

また、しばらくして、水遊びをしていた、たった一人の女子Hさん(3年生)に、腰を曲げ、彼女と同じ目の高さで、何かを話しかけているKO君の姿が目に入った。再びカメラを向けた。(その時の写真は次のもの) 少し離れていたので、分かりにくいかもしれないが、写真中央にその様子が写っている。

今、この二枚の写真の題をどうしようかと迷っている。

『KO君の優しい思いやり発見!』『心配りのできるKO君』『全体を見渡せる視点と優しさを持ったKO君』…

いずれにしても、私にとっては、大切なスクープ写真となった。

 

『優しさ』の見える光景
『優しさ』の見える光景