三島・伊豆 お試し講座初日。
傾斜の急な坂道を下ること約300m。2人並んでは歩けない程の山道で、しかも雑草が胸の高さにまで迫っている。
晴天でありながらも、大きな木の森の中は暗いし湿度も高い。初めての子ども達には不安が募るのか、誰もが黙々と歩き付いてくる。
なんとか下りきると最後に大きな倒木がお出迎え。それを乗り越えるといきなり視界が開けるのだ。
開けた場所に出た瞬間、誰かが叫んだ!
「オー ワイルド!」
まさに子供の野性に火を付けるような環境だ!
子ども達はハンターになり、太古の記憶を呼び覚ます。
火を付けることに熱中し、網を持って魚を追いまわす。基地を作ろうとして木に登り、想像の世界はふくらむばかりだ。
太いツタを発見し、ターザンごっこで遊ぶことも忘れない。
こうした環境や体験が、子ども達にとってどんなに有益で貴重なことなのか、目を輝かせてもどった子ども達を出迎えたお母さん方には、ご理解頂けたのではと、勝手に期待しているのだが。